代表取締役 熊谷 功吉
大学卒業後、証券会社に入社し主にリサーチ、マーケット分析の仕事に従事。2002年1月から証券系SI企業の人事・採用業務に携わり、2010年12月、学生の支援を軸足にIT業界に特化した就職/採用サポートを行う 株式会社 学生就職支援会を設立。
ITは、今やあらゆる社会基盤を構築するうえで、欠かせないテクノロジーになっています。わが国のIT産業はここ数十年で大きな発展を遂げ、社会インフラの担い手として、その重要性はますます高まっています。
しかしながら、昨今、IT企業に対する学生の就職イメージは残念ながらネガティブになっているところがあります。SEの仕事は学生の間では非常に大変な業務だととらえられているようです。こうした理由でIT業界への就職志望が低下し、若い人材が集まらないとしたら、社会生活の生命線ともいえる重要な役割を果たすIT企業にとってもわが国にとっても大変憂慮すべきことです。
私自身も、約9年間、証券系IT企業で採用業務に携わり、新卒採用の難しさを肌で感じてきました。なぜ、IT業界は学生から「大変だ」と言われるのか?それはIT業界の仕事の分かりづらさだと感じました。つまり、仕事内容に対する十分な情報提供が出来ていない、その場が与えられていないということです。
IT業界とひと口にいってもその企業の業態や仕事内容は多岐にわたり、職種も多様です。技術革新による変化が早い産業ともいえます。仕事は大変な面もありますが、IT業界ならではの醍醐味もあります。ITに興味がある学生なら自分の「やりたいこと」を存分に見つけることができるフィールドだと思います。そうしたIT業界のリアルな姿を厳しい事実も含めてきちんと学生に伝え、自分なりに理解したうえで生涯のキャリアとして選んでもらう場を提供することが、今求められていることだと感じています。
そのために大学(学生)と企業の間にお互いに理解を深める場を設け、IT業界に若い活力ある人材を送る流れを広く、強くしたい。そんな思いから、私はこの学生就職支援会を立ち上げました。
学生就職支援会が大学とIT企業とのハブになり、さまざまなサービスを展開していくことで、学生のみなさんにITを通して夢をつかむ機会をできるだけたくさん提供していきたいと思います。ひとりでも多くの学生の方がこの業界の魅力を知り、志望した企業に入社して仕事をすることで自らの夢を実現してもらうことが私の希望です。
さらにはこれまでの人脈を活かし、金融系企業とのネットワークも徐々に広がりをみせ、金融業界と学生のみなさんが出逢える「場」の構築も進んでいます。
また、こうした活動を通じて大学とも学生の社会との関わり方や教育のあり方についてよく議論し、新しいムーブメントを起こしていくことができればと思っています。
今後、さらなる努力を重ねていく所存ですので、一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 熊谷 功吉
大学卒業後、証券会社に入社し主にリサーチ、マーケット分析の仕事に従事。2002年1月から証券系SI企業の人事・採用業務に携わり、2010年12月、学生の支援を軸足にIT業界に特化した就職/採用サポートを行う 株式会社 学生就職支援会を設立。